キャラメル味の生活
風と晴
「ああ……」
結局昨日は
あんま寝れなかったな…
暗い気分のまま
リビングに入ると
みんなもう
帰ってきていた。
「おはよう。
小夏ちゃん」
「小夏っちー★」
急にドタバタと
走ってきた海くん。
そしてあたしの顎を
くいッと持ち上げる。
「ちょ…海くん」
「久しぶりの
キスしてい?」
「やめてッて」
海くんはやっぱり
相変わらずだ。