キャラメル味の生活

「え?まじで?
あの風が?
まじで小夏をフったの?」

「そんなに言わないでよ!
あたしだって
傷つくでしょー」

「え、いや、わりい。

そっか…じゃあ…」



急に晴がこっちを
ジッと見つめてきた。



「ど、どうしたの?」

「あのさ、オレ、
小夏といると
元気出るッつうか…
素でいれるッつうか…」

「...??」



あたしが首を傾げる。



「だあーッ!
もう、かっこわりい!」



< 123 / 232 >

この作品をシェア

pagetop