キャラメル味の生活
「ホント...サンキュー。
オレ絶対小夏を
幸せにする。
それに家のことは
オレにまかせとけ。
兄貴が帰ってくるまで
長男の座は
あけとくからな」
窓から空を見上げる
晴の顔つきは
なんだか今までより
大人に見えた。
風さん...
風さんも見てますか?
このきれいな青空を。
いつか必ずまた
笑顔で会いましょう。
それまでさよなら...
今日も変わらず青い空を
2人でしばらく
見上げていた。