キャラメル味の生活
「んで?」
「あ、えっと…
まず1番に話したいのは
昨日のことはね、
誤解なの」
「…海のこと?」
「うん。
あれは…なんていうか
あたしは全然
海くんが追いかけて
きてたことも
知らなかったし、
海くんがただ
あたしを励まして
くれたッていうか…」
「ふーん…
まあ、海もお前のこと
好きなんだろ」
「えッ」
「そこはいいよ。
オレも薄々気づいてた。
だから早とちり
しちまって悪かったよ。
でもな、やっぱ
納得できねえのはさ、
なんでオレの部屋
掃除してたわけ?」