キャラメル味の生活

―――…



静まり返った体育倉庫。



1人だとやっぱり心細い。



「友達1人くらい
連れてきちゃえば
よかったかな」





ぼそりと呟くと同時に
サッと後ろから
目隠しされた。



「なッ!誰ッ!?」

「騒ぐな」



抵抗したけど
相手はおそらく男で
力ではまったく適わず、



何かの匂いをかがされた
瞬間、あたしの意識は
遠のいていった。



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