キャラメル味の生活
風さんが出て行った後の
扉を見つめる。
もしかして…
いや絶対助けてくれたの
風さんだよね?
だって今ここに
いたってことは
あたしを連れてきたッて
ことでしょ?
そういえば声も
風さんッぽかった
ような…
この前も制服
見つけてくれたし
今回も助けてくれて…
風さんわあたしの
ヒーローかもッ!
この時晴が
はしゃぐあたしを
悲しそうに
見つめてたなんて…
あたしは気づかなかった。