キャラメル味の生活

「ん?
でも、ッてことは
書記の仕事も
ないですよね?」

「ああ、今日は
お茶でも淹れて
もらおうかと
思ってたんだけど…

だめかな?」



いつもはさわやかな
大人な顔をするくせに

今は子犬みたいな
うるうるの目で
あたしを見る。



そんな顔されて
断れるわけないよー!



「い、いえッ!
じゃあお茶淹れて
きますねッ」



あたしはドタバタと
ミニキッチンに逃げた。


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