Thanks
(洋side)
人なんて誰も信じてなかった。
人は裏切るもんだ。
友達なんて裏切るためにある。
そんな風に思っていた。
『真中! 1組の女が呼んでるぞ?』
『1組…?』
1組に知り合いなんていない。
となると…
『私と付き合ってよ。』
やっぱりコレか。
今回はちょっとギャル系の…
簡単に堕ちそうな女だな。
『いいよ? 名前は?』
『ルミ♪』
『じゃあよろしくね?』
女が1番いい…
誰よりも近づいてくれるし、過去も未来も気にしないから。
体があれば繋がっていられる…
(和之side)
『え? 別れる…?』
ルミから突然、告げられた別れに理解するまでかなりの時間がかかった。
『俺はもう死んだ…』
『生きてんじゃん。』
何故か俺は今、6組に来ている。
洋に聞いてほしかったのかも知れない。
『だってまだ付き合って1ヵ月も経ってないんだよぉ…』
『和之に原因あんじゃね? つか俺、彼女できた。』
『洋…』
洋の自己中さに少し涙が出た。
フラれたばかりの奴に「彼女できた」なんて言うなよ…
『彼女、可愛い?』
『さぁ、ギャルしか印象にない。』
『へぇ…』
何で付き合ったんだろ。
『あーぁ… 最近はついてない…』
『…何が?』
『洋が女とヤッてるとこは目撃するし、彼女にはフラれるし、洋には彼女できるし…』
あと洋が俺より頭のいい理系クラスだったし。
『大半が俺の事じゃん!』
『おぅよ。』
『あはは! 悪かったって! これからは裏庭避けるからさ!』
そうゆう問題じゃないんだけど…
でも洋が声出して笑うの初めて見た。
最初に会った時も校門で話した時も作り笑いだったような…
『洋でも笑うんだね。』
『ん? いつも笑ってるだろ?』
『そーだけど… いつもは無理に笑ってない?』
『…ッ』
ヤバ…
何か辛そう…
『洋ッ…『悪い… 俺、便所いく。』
洋はそれだけ言うと教室を去っていった。
あぁ…
自己嫌悪。
無理に笑ってるなんて余計なお世話じゃん…
人なんて誰も信じてなかった。
人は裏切るもんだ。
友達なんて裏切るためにある。
そんな風に思っていた。
『真中! 1組の女が呼んでるぞ?』
『1組…?』
1組に知り合いなんていない。
となると…
『私と付き合ってよ。』
やっぱりコレか。
今回はちょっとギャル系の…
簡単に堕ちそうな女だな。
『いいよ? 名前は?』
『ルミ♪』
『じゃあよろしくね?』
女が1番いい…
誰よりも近づいてくれるし、過去も未来も気にしないから。
体があれば繋がっていられる…
(和之side)
『え? 別れる…?』
ルミから突然、告げられた別れに理解するまでかなりの時間がかかった。
『俺はもう死んだ…』
『生きてんじゃん。』
何故か俺は今、6組に来ている。
洋に聞いてほしかったのかも知れない。
『だってまだ付き合って1ヵ月も経ってないんだよぉ…』
『和之に原因あんじゃね? つか俺、彼女できた。』
『洋…』
洋の自己中さに少し涙が出た。
フラれたばかりの奴に「彼女できた」なんて言うなよ…
『彼女、可愛い?』
『さぁ、ギャルしか印象にない。』
『へぇ…』
何で付き合ったんだろ。
『あーぁ… 最近はついてない…』
『…何が?』
『洋が女とヤッてるとこは目撃するし、彼女にはフラれるし、洋には彼女できるし…』
あと洋が俺より頭のいい理系クラスだったし。
『大半が俺の事じゃん!』
『おぅよ。』
『あはは! 悪かったって! これからは裏庭避けるからさ!』
そうゆう問題じゃないんだけど…
でも洋が声出して笑うの初めて見た。
最初に会った時も校門で話した時も作り笑いだったような…
『洋でも笑うんだね。』
『ん? いつも笑ってるだろ?』
『そーだけど… いつもは無理に笑ってない?』
『…ッ』
ヤバ…
何か辛そう…
『洋ッ…『悪い… 俺、便所いく。』
洋はそれだけ言うと教室を去っていった。
あぁ…
自己嫌悪。
無理に笑ってるなんて余計なお世話じゃん…