ちびたん


 やな予感がした。




 「まぁ池田っち!頑張って!!」




 私は、渡された資料を先生の机に置いて職員室から抜け出そうと方向転換をしようとしたら・・・




 ───ガシっ



 サァーっと血の気が引いた。




 私の手首をしっかりちゃっかり掴んでいる池田っち。




 「先生も教師歴まだ3年目なんだぞ~ここでミスする訳には、いかねぇんだ。」




 「池田っち・・・でも私は協力する訳には──「今日の授業寝てたのは誰だっけ?」





   ギク───!!!!




 池田っちは、悪い笑みを浮かべている。((怖っつ!




 「いつもならプリント地獄に落とすんだけど今回はおまけにボランティアに行けば、いいんだぞ!」





 「それならプリント地獄の方がマシだーー!!!」






 なぜならば私はチビにトラウマがあるんだ。




 
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