ラッキー☆ルーレット
「いい、けど」
「じゃ!決まりね!」
神様、俺は淡い期待を抱いてもいいのでしょうか?
ミクの方を見ると彼女は完全にお眠りモードに突入していた。
流石は『猫』だけのことはある。そーいや、さっきも眠そうだったもんな。
俺が雪乃に『一緒に帰ろう』って誘われたことすらも分かってないんだろうな~きっと。
スヤスヤと眠る彼女の寝顔を暫くの間、俺は見つめていた。
不幸者の俺にも少しは運が巡ってきたのか?
これも……ミクおかげなのかな。
☆
「未来~!一緒に帰ろっ!」
やっぱり何も分かってなかったか……。
まぁ、俺の予想通りであるが。
「悪いが今日はお前と帰れないんだ。一人で帰ってくれ」
きっぱりと断った。
別に悪気はないのだが、あいまいに返事をするのは雪乃にもミクにも悪いと思ったから。
「そんなぁ~何かあるの?」
「何か……ってほどじゃないけど、さ」
「?」
「蔵重君、帰りましょう」
「そういうわけ……なんだ」
「……そっか、それなら仕方ないよね」
「ミク……」
彼女は俯いたまま俺から少しずつ離れて行く。
後で家に帰ったらまた謝ればいいか……ってこの時は思っていた。
「じゃ!決まりね!」
神様、俺は淡い期待を抱いてもいいのでしょうか?
ミクの方を見ると彼女は完全にお眠りモードに突入していた。
流石は『猫』だけのことはある。そーいや、さっきも眠そうだったもんな。
俺が雪乃に『一緒に帰ろう』って誘われたことすらも分かってないんだろうな~きっと。
スヤスヤと眠る彼女の寝顔を暫くの間、俺は見つめていた。
不幸者の俺にも少しは運が巡ってきたのか?
これも……ミクおかげなのかな。
☆
「未来~!一緒に帰ろっ!」
やっぱり何も分かってなかったか……。
まぁ、俺の予想通りであるが。
「悪いが今日はお前と帰れないんだ。一人で帰ってくれ」
きっぱりと断った。
別に悪気はないのだが、あいまいに返事をするのは雪乃にもミクにも悪いと思ったから。
「そんなぁ~何かあるの?」
「何か……ってほどじゃないけど、さ」
「?」
「蔵重君、帰りましょう」
「そういうわけ……なんだ」
「……そっか、それなら仕方ないよね」
「ミク……」
彼女は俯いたまま俺から少しずつ離れて行く。
後で家に帰ったらまた謝ればいいか……ってこの時は思っていた。