いちごみるく
ふりかえる
「いちごを食べるのに
コンデンスミルクなんていらない」
あいつの言ってた事を
つぶやくとか
CDショップを
ぶらぶらするだとか
友達のタバコの臭いに
顔をしかめてみるとか
こうやって悲しみを紛らわす自分が嫌いではない。
目を閉じてゆっくりと
できるだけ鮮明に
思い出してみる
最初に浮かんだのは声だ。
たった3年前のことなのに
映像は妙にもやがかかっている
それが逆に美しく感じるのだけれど
なんだったかな…