大人の恋愛事情
朝、今日は珍しくおばあちゃんが朝食に顔を出した。
朝から仕事してたりと、同じ家に住みながら朝食を囲む事は、珍しかった。
昨日の事が、気になったのかな?!
私の考えは、図星。
「凛ちゃん、昨日は、楽しかったかしら?」
ニコニコと、そう切り出す。
私は・・・。
どんな顔をして、答えれば良い?
「まあまあ・・・カナ」
そんな適当な答え。
「そう・・・」
おばあちゃんは、ちょっと期待ハズレの私の返答にそう返した。
「考えてみてよ!!私みたいな高校生、マズ眼中に無いよ、きっと!!」
自分でそう言ってみて・・・胸が苦しかった。
大水さんが言ったみたいに『年寄りなんて無理』って言えばそんな事なかったんだろうケド・・・・。
ウソ付けないよ・・・ココだけは。
だって、大水さんの笑顔・・・そんな風には、見えなかったんだもん。