大人の恋愛事情

私は、置かれた飲み物に手をかけた。

ちょっと冷めかけたカップ。


でも、今の私には、ちょうどいい・・・カモ。


ゴクッっと、一気に飲み干したのは、ブラックコーヒーだった。


いつもは、苦くて飲む気もしないけど。


「あ~あ・・・」と、言うおばあちゃんの声が聞こえたのと飲み干したのが同時だった。



私は、驚いた表情のおばあちゃんに「だめだった!?」と、声をかける。

「う~ん?飲んじゃって、良かったかしら??大水さん」

「?」

おばあちゃんの目線は、私の後ろに向けられてる。


振り向くと私の後ろには・・・・。
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