私の大好きな人

ライバル

「ちょっと天音さん。
話があるの?」

ある日同じクラスの子の
中山さんに呼び出され
屋上に行った。

そしたらいきなり
パアーンと私の頬を叩いた。

「私あなたが嫌いなの。

クラス委員のくせに
鈴木先生と仲良くしないで!!」

「私は普通です」

「普通じゃないわよ。

目障りなの。あなたが」

彼女は言ってその場を離れ、
私は立ち尽くしていた。

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