私の大好きな人

そして教室に戻ると

「佳世。頬どうしたの？」

「何でもないよ。」

「けど・・・。」

「心配しないで。」

雅子に言ったが
私の心は荒れていた。

授業が終わりノートを
取りに行っても
直ぐにその場を去った。

頬が腫れているところを
見せたくなかった。

「佳世。何があったの？」

雅子に聞かれて話すと

「アホじゃないの。
担任と話さないとどうするの？」

「先生には内緒にして欲しい。」
と雅子に頼んだ。