私の大好きな人
中山さんに嫌味を
受けるのなら交代した
ほうが気が楽だ。

そして翌日職員室に
ノートを渡した時に言った。

「先生。主役を私から
中山さんに交代して
欲しいのです。」

「どうして?昨日抽選で
決めたじゃないか?
何かあったのか?」

「いいえ。
私より中山さんのほうが
主役あっています。
私は辞退させてください。」

「分かった。」

私は頭を下げて教室に
戻ると中山さんが近づいてきた。
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