私の大好きな人
「やっぱりね。
登録してあるんだ。

先生に話したら楽になるかも。
嫌だったらメールでもすれば。」

雅子の言葉がアドバイス
にはなるけど・・・。

今一つ踏み出せない
私がいる。

正典を忘れてはいない。
本当は忘れなければ
ならないかも知れないのに。

自分の心が複雑に
入り混じっている。

先生に正典の面影を
見ている自分がいた。

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