私の大好きな人
駅に着くと、
沢山の人が降りた。

「佳世。
俺の事巧(たくみ)と呼んで。」

「はい??た・く・み?
って先生私の事呼び捨て!!」

「いいじゃないか?
2人の時はその様に呼び合おう。」

「嫌だ!!」

「分かった。
じゃあここでキスをする?」

「余計に嫌だ。」

「だったら、
名前で呼んで。佳世。」

先生が私の手を握って歩き出した。

先生の手の大きさが、
何だか安心感があった。



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