私の大好きな人
職員室を出ると
雅子が話しをしてきた。

「佳世。大丈夫?
先生の事いいの?」

「今まで夢には正典が
出てきていたのに、
今は先生しか出てこない。

けどいいの。
先生との恋愛なんて無理だよ。」

私は雅子に抱きついて、
泣いた。

私は先生が好きだよ。
それは本当の答え・・・。

けど先生と生徒の関係が
私の胸を締め付ける。

先生が守ってくれても
私が耐えられなくなる。

だったら別れたほうが
正解と自分で思った結果が、
自分自身を苦しめる。
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