私の大好きな人
泣いても泣いても
涙が止まらない。

先生が好きだといいたい。

けど先生は他の人がいる。
迷惑を掛けてしまう。

私は先生から、
体を離そうとしたら、
先生が離さなかった。

「先生、離して。
もう大丈夫だから。」

「大丈夫じゃない!!
天音お前が心配だ。

天音から別れを告げられ
電話もメールも来ない。

お前の顔色が、
悪いのも知っていたが、
担任じゃない俺は、
何も言えなかった。

だから、
かえって心配したんだよ。」

「だって先生には他の人がいる。
だから私は大丈夫です。」

「俺に他の人がいる?いないよ。

天音いや佳世お前しか
好きじゃない!!」

「だって先生文化祭の時
綺麗な人と歩いていたよ。

私はその人から先生を
奪うことは出来な・・・」

「あれは妹だ!!!
全く似ていない妹。
彼女はいない。
いや佳世お前しかダメなんだよ。」

「先生・・・本当?」

「ああ。本当だ!!」

と先生が強く
抱きしめてくれた。

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