私の大好きな人
「佳世。
担任じゃなかったね。」

「仕方がないよ。」

「メールや電話は毎日?」

「うん。
クリスマスから会っていないの。

忙しいのと、
先生と会うのは本当に難しい。」

「そうか。仕方ないね。

けど学校にきたら、
絶対に会えるから楽しみだね。」

雅子と一緒に帰える時だった。

「あなた、
天音佳世子さんだよね。」
と声を掛けられた。

「はい。そうですが?」

「私鈴木蘭っていうの。

少し話をしたいんだけど
ダメかな?」と

私は鈴木さんと一緒に
近くの喫茶店に入った。
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