私の大好きな人
先生は私の手を
一層強く握りしめ
1軒のホテルに入った。

先生が部屋を決めて
エレベータに乗っても
黙っていた。

そして部屋に入ると
先生は私を抱きしめた。

「佳世。
俺が初めてじゃなくってもいい。

彼が初めてだったとき
嫌じゃなかったか?」

「嫌じゃなかったよ。

私が初めてじゃないから
嫌われると思ったの。」

「俺とするのは
今日が初めてだろう。
それでいいんだ。」と

先生が熱いキスをしてきた。

私の体がとろけるような
熱いキスをしてくれた。
< 73 / 205 >

この作品をシェア

pagetop