らぶ☆すとーりー 2
流石に元旦ともあって、電車はギュウギュウ。



ちょっと苦しいかも・・・。



「大丈夫か?」



と言いながら、私を守るように私の前に立つ隼人。



隼人がいなかったら、もっと人に押し潰されてたんだろうな。



隼人ありがとう。



電車を降りても人ごみは変わらない。



「もう少し空いている所に行けば良かったな。」



「うううん?大丈夫だよ?」



ちょっとキツイけど隼人がいるから大丈夫。



参道から長蛇の列になっていた。



「行くか?」



「せっかく来たんだもん。行こうよ。」



「そうだな。じゃあ逸れるなよ?」



そう言って優しく私の手を握ったのだった。



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