らぶ☆すとーりー 2
私達がお茶室から戻ると私は隼人にすぐに呼ばれた。



「戸田さんちょっと。」



「はい・・・。」



私と隼人は会議室に行った。



「綾乃・・・大丈夫か?」



そんな優しい言葉かけないでよ・・・。



また涙が出ちゃうじゃない・・・。



「ぐすっ・・・大丈夫です。」



隼人は私を抱きしめた。



会社では私情を挟まない隼人。



でも、今日は違った。



会社で「綾乃」と名前で呼んでくれていた。



「綾乃ならもう大丈夫だ・・・。」



「もっと隼人に仕事教えて貰いたかったよぉ・・・。」



「頑張れ綾乃。俺はいつでもお前の側にいる。」



「うんっ・・・。」



しばらくの間、隼人は無言で抱きしめてくれていた。



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