らぶ☆すとーりー 2
「あの時、市川が不機嫌だったのもそのせいだろ?」



「あっ・・・。」



「俺が君を口説こうとしたから。」



私は何も言えなかった。



「でも、最近・・・戸田さん・・・市川と逢ってないだろ?」



「えっ・・・?」



「だから元気が無いんだろ?」



あっ・・・この人には何でも分かっちゃうんだ。



もう隠してもしょうがないかな・・・。



「近藤さんの全て思っている通りです。」



私は大きな深呼吸をした。



「私達は付き合っています・・・っていうより、1ヶ月前まで付き合っていました・・・。」





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