らぶ☆すとーりー 2
もう8時が過ぎた。



うちのグループで残っているのは私と隼人だけ。



今日はクリスマスイブだもんね・・・。




「戸田さん、もう今日はいいよ。」



「えっ?」



「もうここまでやれば大丈夫だ。助かったよ、ありがとう。」



私は何よりも隼人の役に立てた事が嬉しかった。



「ごめんな。予約してた所、キャンセルしちゃって。」



「うううん?いいの。一緒にいれただけで。」



「これから、原田んとこにでも行こうか。」



原田とは、隼人の友達のイタリアンのお店のオーナー兼シェフ。



「うん。」



そう言って私達は会社を後にした。



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