ガチャポンな彼女
「テツ~、何してんの?」

「なんだ、軽部か」

「なんだとは失礼だなー!」



軽部恭平。

同じくヘタレ。

ヘタレ同士かやたら気があい、俺たちはよくつるむ。

野郎のプロフは必要ないので書きません。

あしからず。



「今さ、ミワリンに追っかけられててさ」

「まぢ? 最高じゃんか!」

「何言ってんの。俺、Dカップを間近で見ただけで、俺の股間こんなだし」

軽部、視線を下にずらすと「おーっ!すげーな、テツ、立派だ!」って、わけのわかんないほめ方をした。

「とにかくさ、わかるだろ。俺らヘタレなんだし。アイドルに近づきすぎたら、オーバーヒートしちまう」

「だな、だなだな」



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