★秘密のイケメン執事さま。★
「自分でも信じられないくらい、素敵な絵が完成したんだ。

それを誰かに見せたくて、学校に持っていったら、

あっという間に噂が広まって、

放課後、美術の先生に呼び出されたんだ」




最初呼び出された意味がわからなくて、すごい不安になりながら、職員室の扉を開いたっけ。


タロちゃんは何も言わず、優しい表情でじっと話を聞いてくれている。





タロちゃんの髪の毛が風で少し揺れ、大好きなタロちゃんの香りが私の鼻をくすぐった。


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