★秘密のイケメン執事さま。★
「だって、タロちゃん、いつも誤魔化してばかりなんだもん!」

「そんなこと・・・」


「そんなことある!私、真剣なんだよ?真剣に聞いてるんだよ?誤魔化さないでよ!もう・・・・嫌だよ・・・」



私は顔を手で覆い声を殺して泣いた。


ばかみたい・・。


タロちゃん、絶対呆れてるよ。


タロちゃん、私の話聞いてくれて、私の質問にも答えてくれて、何一つ悪いことなんてしてないのに、タロちゃんの本心が聞けないからって、こんなの八つ当りだし。



ああ、私のバカ。落ち着かなきゃ・・。




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