★秘密のイケメン執事さま。★
「・・・・可愛い」



愛しいタロちゃんの声がぽそっと聞こえてくる。

「え?」



「だから、余計大切にしたいんです。こんなに好きなのに、同じ部屋で寝てるのに、手をださないのはミツキ様を大切に思ってるから・・」



「タロちゃん・・・?」


「本当は、からかってるわけじゃない。いつも本気だったんですよ」


タロちゃんは手に持っていたピンクの花をそっと私の髪に差した。


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