★秘密のイケメン執事さま。★
「だっていつも冗談みたいに言ってたから・・・だから、私」


「つい本音が出てしまったのを誤魔化していただけです」



じゃあ・・キスしたいとか、めちゃくちゃにしたいっていうのとかも!?



私は今まで聞いたタロちゃんの甘い言葉を思い出して、体の芯から熱くなってきた。



「ミツキ様、いつもあっさり、遠慮しときますとかおっしゃるから、密かに傷ついていたんですよ」



タロちゃんは、そういうと少し笑って私の顔を覗き込んだ。

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