★秘密のイケメン執事さま。★
落ち込む私の頭をポンポンと撫でると、


タロちゃんは、一度立ち上がり、

私の後ろに回って、そっと私を抱き締めてくれた。




うぅぅ・・・。

キスしたかったな・・・。



でもこうやって抱き締められると、私の中がどんどん甘く満たされていくんだ。


不思議。



タロちゃんと一緒に見た、お花畑はピンクで、フワフワしてて、本当に綺麗で、


まるで、今の私の心の中みたいだった。



私は一生忘れないって思ったんだ。




ねえ、タロちゃん。



タロちゃんは今でもあの時の気持ち、忘れてないですか?



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