★秘密のイケメン執事さま。★
「で、タロちゃん、何歳なの?」


私はタロちゃんから、学生チケットを受け取り、席を確認した。


いい席空いてて良かった。



「この前ミツキ様が貸してくれたゲームだと、80歳でした・・・」



タロちゃんは、少しうなだれて私を見た。

「あはは。仕方ないよ。日本語の脳年齢測定なんだから。で、実際は何歳なの?」


「あ、あんなところに美味しそうなポップコーンがっ!」


「ターローちゃんっ!」




私の睨みが効いたのか、タロちゃんは急に真面目な顔になり、優しく私を見下ろした。

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