★秘密のイケメン執事さま。★
「お待ちください、お嬢様っ!」
うわ~、イケメンが、私を追いかけて来てるじゃないの~!
ますますラッキーっ。
でも、でも・・・・。
「私、別にお嬢様じゃなくて、ただの一般人ですから・・」
私が、ドキドキしながら、そう告げると、
金髪イケメン野郎は、口元を押さえ、
すごい目を見開いている。
「本当ですよ。父は公務員だし、母はパートで、すぐそこのボロアパートに住んでる、超一般市民ですから」
長身イケメン野郎は、地面に崩れ落ち、肩を震わせた。
一体、誰と勘違いしちゃったのよ。