★秘密のイケメン執事さま。★
タロちゃんは、てきぱきと私に浴衣を着せていく。



すごいな。




本当に着せ方覚えたんだ。





帯を器用に折り畳み、蝶のように結びあげると、にっこり笑って、私を見上げた。





「綺麗ですよ」


「タロちゃん、ありがとう」



「じゃあ私も着替えますね」




タロちゃんは、そう言うと、シャツのボタンをはずしはじめた。

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