狼×天然SS【文庫化記念】
記念作品*お買い物
あたしには付き合った当初から考えていた願望があって、それをいまだに実現することができていない。
その願望とは、舜に買い物についてきてもらわないといけないもので……。
だから、たまには付いてきてもらおうと思い、嫌がる舜を無理矢理連れてきた。
「ありえねぇ…」
「え?何か言った?」
「……別に」
でもニコニコ楽しそうにする私には頭が上がらないみたいで、俺様な舜も今は私に従ってる。
それでご機嫌になった私はまた更にテンションが上がって、スキップしながらお店の中を歩いた。
「おい、」
「んー?」
「パンツ見えてる」
「………」
スキップしてたあたしは、その場で動きを停止した。
お尻の方をそっと手で触って、今日履いてたスカートが捲れてないか確認してみると………
捲れてた。
見事に捲れてた。
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