初恋物語
『由希ちゃんのお母さんおもれー(笑)』
  
光輝が笑いながら言った。 
  
  
  
  
そうか? 
  
  
  
『ただのおばさんだよ(笑)。』

   

  
  
  
  
『ってか慎一なんか喋りなよ?(笑)』 
  
  
ウチは笑いながら言った。   
  
  
  
  
『うっせー!』
  
  
  
  
『ごめんね由希ちゃん。コイツこの性格だから、誤解されやすいんだよね。仲良くしてやって?』
  
  
  
光輝が申し訳なさそうに言った。 
  
  
  
『余計なお世話だよ!』
  
慎一がやや怒っている。 
  

『うん☆仲良くしようね!慎一!』
  
  
  
  
ウチは笑顔で慎一に言った。 
  
  
  
  
  
 
  
  
『…おっ…おぅ。』 
  
     
   
慎一が珍しく返事をした。    
  
  
  
『…あれっー☆珍しいね!慎一がウチの話に返事してくれるなんて(笑)』 
  
  
  
  
『うるせー!』
  
また口の悪い慎一に戻った。   
  
  
  
  
『ありがと☆嬉しい!』
  
  
ウチは思ってるコトをそのまま慎一に伝えた。 
  
  
  
  
  
『…………。』
 
  
  
  
  
  
しーーん……  
  
  
  
  
  
  
  
『ごめんねっ?由希ちゃん慎一、恥ずかしがってるだけだから(笑)』 
  
  
光輝がフォローを入れる。   
  
  
  
  
  
  
『…何言ってんだよ!』
  
慎一が怒る。 
  
  
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