初恋物語
『…まっ何はともあれ、仲直りできてよかったね☆』   
ウチは笑顔で慎一と光輝を見て言った。 
  
  
  
  
  
  
  
『はじめっから喧嘩とかしてないし!慎一が勝手にキレとっただけたい!』
  
  
光輝がジロッと慎一を見る。 
  
  
  
  
  
  
『……ごめん。何か本当にわからんけどムカついたっちゃん。』
  
慎一が申し訳なさそうに言う。 
  
  
  
  
  
  
…………コイツ自覚ないんか??  
  
と光輝は思った。 
  
  
 
 
 
 
  
『まぁまぁ☆てか2人ともクラブとか入んないの?』
  
『俺サッカー部入るっちゃん☆』 
  
笑顔で光輝が言った。 
  
  
『まじ!?すごいねー☆』  
  
『別にすごくないし(笑)』  
  
『慎一は?』
  
慎一を覗くように言った。   
  
  
『……あんまこっち見らんで』 
  
慎一がそっぽ向いて言う。   
  
  
『なんで?』 
  
  
ウチは不思議そうに慎一を見た。 
  
  
  
  
『……お前分かってねーし……俺は何処にも入らんよ…。』 
  
慎一がそっぽ向きながらいった。 
  
  
  
 
『…何それ?意味わかんない。てかどこにも入らんったい☆』 
  
ウチはちょっと怒り気味に言った。
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