初恋物語
『まぁまぁ、由希ちゃんそこら辺にしてやっときー?』 
  
光輝がウチに言ってきた。   
  
  
  
『……うん。でもさぁ、じゃあこうやって3人で帰るコトもなくなるね。』
 
 
ウチは寂しげに言った。 
  
  
  
  
『そうやなぁ。』 
  
  
光輝が言った。 

  
  
  
『でもお前、帰宅部だろ?俺と一緒じゃん。』
   
慎一が言った。 
  
  
 
『そうだね☆じゃあ毎日一緒に帰ろうね!慎一。』
  
  
ウチは慎一に言った。 
  
  
  
『…おぅ。』 
  
慎一はちょっと照れてるような気がした。 

   
  
『よかったな!慎一(笑)』    
光輝が慎一をニヤニヤしながら見た。 
 
  
  
  
『別によくねーし!!』
  
  
  
  
『何よそれー!!』 
  
ウチは怒った顔で慎一を見た。 
  
  
  
  
『あっ家ついたし!!じゃあ、またな。』

   
  
と言って慎一は光輝を連れてさっさと家に帰って行った。 
  
  
  
『意味わかんない。』
  
 
  
ガチャガチャ  
  
  
バタン  
  
  
ウチも家に帰った。
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