初恋物語
『あっそれから今日一緒に帰れんけん。学級委員の仕事があるけん。』 
  
慎一が言った。 
  
 
『わかったぁ。』
  
  
キンコンカンコーン 
  
  
  
  
  
   
昼休みになった。  
  
  
  
  
  
  
  
ウチは何か知らんけど2年の先輩に呼ばれた。 
あっ男ね(笑)  
  
  
  
  
  
  
  
『なんですか?話って。』  
  
  
『…………俺入学式当日たまたま、神崎さん見かけて一目惚れしたんだ!付き合ってください!!』
    
  
  
男は深く頭を下げた。 
  
  
  
  
  
  
 
えー……どうしよう。 
  
まぁかっこいいけどタイプじゃなぃし。 
 
全然知らないし。 
  
  
『ごめんなさい!!』
  
  
 
ウチはお断りした。 
 
  
  
  
  
  
  
  
『なんで?いいじゃん!』  
男はしつこく言ってきた。  
  
  
『とにかく無理です!それじゃ!』

  
 
   
ウチがその場から立ち去ろうとした時……。  
  
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