初恋物語
グイッとウチの腕を引っ張ってきた。 
  
  
 
引っ張られたと思ったらその瞬間抱きしめられた。 
  
  
  
  
『…!っ離してくださいっ!』 
  
  
  
ウチは必死に抵抗した。 
  
  
『やだよ!付き合ってくれるって言うまで離さない☆』 
  
  
  
  
  
  
『無理ですっ!』 
  
  
『………そんなに付き合うの嫌ならキスする☆』 
  
  
  
  
はぁっ?!まじ無理っ! キモイって!! 
  
  
  
『嫌だー!!』
  
  
男はウチを壁に押し付け、キスしようとしてくる。 
  
  
必死に抵抗するものの、やっぱり男の力にはかなわない。 
  
  
  
『…やめて…くださいっ!』  
  
  
  
ウチは泣きながらお願いした。 
  
  
  
  
『泣いてる姿もかわいいねー☆』 
  
  
男は止めるきはないみたいだ。 
  
  
  
  
  
  
男の口があと10センチ   
5センチ  
  
3センチ…… 
  
  
ウチに近づいてくる。 
  
  
  
もう……無理だ
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