初恋物語
『じゃあバイバイ☆慎一。学級委員の仕事頑張ってね☆』 
  
ウチは慎一に話し掛けた。   
  
  
  
『……………。お前なんかあったろ?』 
  
  
慎一が真剣な顔でウチを見る。 
  
  
  
『…なんにもないよ!!……なんで?』  
  
  
  
『泣いた跡がある…。』 
  
  
  
 
慎一は鋭いなぁ…‐。 
  
  
  
でも言わない方がいいと何故が思ったから。 
  
  
『あーコレ?笑いすぎて涙がでちゃったんよ☆』 
  
  
  
『‐………。』 
  
  
慎一は信じてない様子。 
  
  
  
『じゃあ、光輝待ってるから、また明日ね☆』 
 
  
  
  
  
と言って、ウチはそそくさと教室を出た。
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