初恋物語
『顔赤いよ?熱でもあるんじゃない?』 
  
『…っ熱なんかねーしっ!』 
  
慎一が赤い顔でどなった。   
  
  
  
『…でもねぇ、ウチは、慎一のこと好きだよ☆』 
  
ウチは慎一を見ながら言った。 
  
  
  
  
『………まじ?』
  
慎一の顔がより一層赤くなった。 
  
  
  
  
『うんっ☆』 
  
  
  
   
  
  
  
  
  
  
  
  
  
  
  
  
  
  
  
  
『俺もお前のこと……好きやけん……。』
  
慎一が赤い顔で真剣な顔でウチに言った。  
  
  
  
  
  
  
  
  
  
  
  
『……両思いじゃん☆』 
  
『……………。』
慎一が下を向いてる。  
  
  
  
  
  
  
  
  
  
  
  
  
  
  
  
  
  
『慎一は兄弟みたいで好きなんだよねー☆』 
  
  
  
  
  
  
  
  
  
『…………はっ?』 
 
慎一が顔を上げた。 
  
  

  
  
  
『だーかーらっ☆喧嘩友達っていうの?よく、わかんないけど…。なんかもー慎一とは兄弟みたいな感じ☆(笑)』 
   
ウチは笑いながら言った。  
  
  
  
  
  
『…なんだよそれ……。』  
慎一が呆然としている。 
  
 
  
  
『じゃあ恋愛感情とかで好きっていう意味じゃないわけ?』 
  
  
  
慎一がウチに聞いてきた。 
  
『…?うん!あたり前じゃん☆』 
  
  
  
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