初恋物語
その時横から声がした。   
  
 
  
  
『喧嘩は駄目だよ!!』
  
  
 
  
  
  
  
  
  
  
  
  
‐何この男。超かっこいいけど…。 
  
 
  
  
  
  
  
『…兄貴は黙ってろよ!』
  
  
慎一が言った。 
  
  
 

  
  
え…… 
  
  
  
  
 
  
『…兄貴?!』
  
ウチは叫んだ。 
  
   
 
 
 

  
  
  

『そうだよー☆大島光輝高校2年生!よろしくー!』 
  
  
  
光輝は慎一と違って気さくな人だった。 
  
  
  
  
  
  
  
  
『…はぁ、よろしくお願いします。』
 
  
ウチはいちお敬語をつかった。 
  
  
  
  
  
  
  
  
  
  
  
  
『敬語はいいよ!光輝って呼んでね?コイツのコトは慎一でいいから(笑)』 
  
光輝は慎一を指差して言った。 

 
  
  
  
  
『何勝手に言ってんだよ。』  

  
  
『うん☆じゃあそう呼ぶ!』 
  
  
  
  
  
  
   
   
  
ウチは笑顔で言った。 
  
   
   
  
  
  
  
  
『…あっそうだ!俺達学校までの行き方わかんないから、明日の朝一緒に行こ?』  
  
  
光輝が言った。 
  
  
  
  
『うん。いーよ☆じゃあ明日ね!!』
  
  
 
   
  
  
『うん!バイバイ☆』
  
  
光輝が笑顔で手を振った。   
  
  
  
   
   
  
  
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