~先生×生徒~



ぐいっ



私は、萩原のシャツの裾を引っ張った。



「え?」



「あっ、その…」



どうしよ、無意識に引っ張っちゃった。



「どうした?」



萩原はしゃがみなおして、ふわっと笑いながら言った。



トクン トクン



胸が、ドキドキする。




「萩原…その、ありがとう」





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