剣に秘めた決意は君に





廊下をクローズの斜め後ろにたって進む。




貴重なガラスをふんだんに使った窓から、朝日が差し込む。





たわいのない会話をしながら、宿舎へと向かう。


もうそろそろ全員集まる頃だと言う。



「ほら、ここだ」





そう言ってクローズの指す先には大きく黒い扉が開いていた。





さあ、と促されて前に進むと、広間は黒い制服に身を包んだ騎士が集まっていた。




クローズが声を張り上げる





「みなのもの、よく聞け!新しく近衛騎士団に入団することになったソラだ。」




シーンと静まり返る広間



「女か?」




大柄で、体格もがっしりとした大男がずっと前へ歩み出る。







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