剣に秘めた決意は君に
「いい加減にしろ。それほどまでにソラの実力に不満を持つならば、ソラと戦え。」
クローズが言い放つ。
私はただ、動けずにいた
まだ何もわかっていないのに、いきなり実戦とは……
「た、隊長!そんないきなり…」
「ほらみろ。自身がないのだろう?ソラとかいうやつ。王に媚びでもうって気に入られた程度だろう。所詮。」
ぷちりと何やら嫌な音がした。
どうやら私の脳内でらしい
「……やります。やらせていただきましょう。ロイ様はそのようなお方ではないこと、証明すればいいのですね?」
殺気を出す。
ぶわっと言う風音と共に何人かが床に這う様子が見えた。
クローズも隣で眉をしかめ、大男はくるくると周りを見回してクローズに目を止めて苦しそうに息を吐いた
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