剣に秘めた決意は君に
「俺はトルファ・サキアス。見ての通り魔族だ。近頃までこれでもナンバー2だったんだけど、隊長の判断でナンバー3になっちまった」
大袈裟に眉をあげて驚いてい見せる
「明日、新しいナンバー2の発表があるらしい。って脱線しちまった。まあ、教えることが山のようにあるから一応自己紹介だ!」
また綺麗に笑う
「ソラ・アルサイドです。よろしくお願いします」
故郷なんて当の昔に忘れてしまった私は、簡単に名前を名乗る。
そうすると、また太陽のような笑みを返して、トルファは起床時間から自由時間、部屋の機能の使い方まで丁寧に教えてくれた。
宿舎内では布をつけなくてもいいことも
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