剣に秘めた決意は君に
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「クローズ、面白い子が入ったね」
「ああ、ロスト。瞳の色といい、髪の色といい、力といい、あの秘書に記された一族のようだ」
月の出るなか、蝋燭もつけずに語り合う姿が二つ
「ロイにも確認したが、一年間身長も体重も全く変わらず、食事の量も減ってきているようだ。」
背の高いほうの影がゆらりと動く。
顔をしかめているのが暗闇でもわかる
「だとしたら、あいつらに見つからないようにしなければ。殺されてしまう」
「全く。自覚がないのは困るね。それにしても綺麗だったなあ。今ちょうど彼女が「やめろ」」
「………はい」
金髪の男は肩を落とすと部屋をでていった。
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