剣に秘めた決意は君に


二人で広場へと入ると、昨日とは違った目で見られているのに気がついた。



どうやら驚いているらしい。




やはり、昨日はわからなかった髪や瞳のことだろうか?



よくよく見れば、若干頬が上気しているものもいる。



しかし、気にせずにトルファから説明を受けていると、クローズが入ってきた。





「今日ここへよんだのは、ナンバーの変更があったからだ」




「騎士はね、隊長も合わせてトップの五人にナンバーがつくんだ」





よくわからずに首を傾げていると、トルファが小声で教えてくれた。




クローズの話しは続く






「よって、ナンバーの授与を国王より承る。」



その言葉と同時に、王が前へと歩みでる。


すっかり仕事の顔だ。



感情の読み取れない無表情。






「ロイ様……」










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